某医療機関での日常

現代医科学恋愛ファンタジーというわけのわからないジャンルの創作文置き場。 小説というカタチを成していないので読むのにいろいろと不親切。たまにR18。 初めての方は「世界観・登場人物紹介」カテゴリを一読の上でお読みください。

楽屋裏雑談タイム(…?) 2

※男が喘いだりします。ご注意ください。

【楽屋裏セット 医療機関礼英 第3食堂】

了「離せええええええええ!!」

青木「疲れるだけだから暴れないほうがいいよ」

マカポー「無駄な抵抗は No No Baby」

了「だっれがベイベーだ馬鹿ったれども!」

如月「準備おk?」

了「はい!?」

如月「今回のセクハラは室長権限だからよろしく」

了「はい!?」

青木「そういうことだから暴れないほうがいいよ」

マカポー「Must be 長引く」

如月「いやぁ、うちの娘に中畑君の話したら聴きたい聴きたいって」

了「はい!?」

青木「録音スタンバイおk?」

マカポー「録音 lock on!」

了「無駄にイイ発音で誰うま言うなし!!」

如月「そういうことで中畑君のネクタイに単一指向性マイク☆」

了「いりません!!」

青木「それアナウンサーとかが使うイイモノですよね」

マカポー「It's言語補助技術開発item」

如月「娘のためなら職権濫用なんて朝飯前だよねー」

了「助けて!俺の嫁!それか兄さん!」

鈴「wktk」

【楽屋裏セット 某県郊外のマンション 803号室内 リビング】

ロッソ「優さん優さん優さん優さん優さん優さんー!!」

優「誰か助けてwwwwwwwwww」

ロッソ「優さん優さんくんかくんかすーはーすーはー!!!」

優「宮越さん落ち着いてお願いwwwwwww」

ロッソ「宮越千尋(みやこしちひろ)ですうううう!」

優「千尋ちゃん落ち着いてwwwwwwww」

千尋「優さんのおっぱひ!おっぱひ!!ふともも!!おっぱひ!!」

優「どうして情技はこういう子ばっかりなのwwwww」

千尋「私シラフですからあ!!優さん優さんんんんんん!!!」

優「余計にらめええええwwwwwwwww」

千尋「優しゃああああああああああん!!」

優「すごい勢いで胸の谷間に頭突っ込まないでwwww」

千尋「優さんになら掘られてもいい!」

優「掘るモノがないから!!!」

千尋「ちんこつけてくるから童貞もらってくだしあ!!!!」

優「滅茶苦茶すぎるwww千尋ちゃん自分を大切にwwww」

千尋「優さん優さんんんんんんんんん!!!!!!!!」

優「うわああああんwwww抱かれるううううwwwww」

【楽屋裏セット 医療機関礼英 最終医研 資料室】

完「あっ!」

二宮「うわ、あっぶね!」

柏崎「よっ」

矢野「ふたりともナイスキャッチ」

柏崎「高いところの資料はオレが取ってやるって言ったろ?」

完「いや、ちょうどここに踏み台があったから…ありがとう柏崎」

二宮「厚さ15cmの高密度ファイルがオレの頭直撃とかマジ勘弁」

矢野「だからってよく取れるなあ」

完「なんだか嫌な予感がするから弟に会いたい」

柏崎「はいはいブラコン」

二宮「弟なら情技か情事だろ」

矢野「情技のジョージが定規で上手に屏風に坊主の」

完「なんだかどこかおかしくない?それ」

【楽屋裏セット 医療機関礼英 第3食堂】

長瀬「お待たせしました室長」

如月「おかえりー☆」

了「おいなんだよその三脚とビデオカメラ!!」

長瀬「撮影」

了「ヤメロ!」

長瀬「ただし被写体はオレ」

青木「『踊ってみた』やんの?」

長瀬「当たり。喘がせ担当でダンス部出身の俺が暇だから中畑の喘ぎで踊る」

如月「ちょっとwwwそんなのできるの?www」

了「できてもやるな!撮るな!せめて音声切れ!」

マカポー「crazy にもホドがナイカ?wwwww」

長瀬「『ポコポコ動画』で『白衣の馬鹿』検索してみ」

如月「するとどうなるの?」

長瀬「オレが白衣で踊ってます」

マカポー「Imitation Vocalist 白衣の馬鹿シリーズ マイリス余裕」

青木「長瀬イテボ踊ってみたとかやってたの?」

如月「しかも白衣で?ww」

了「馬鹿なのか?なあ馬鹿なんだろ?」

長瀬「だから最初から『白衣の 馬 鹿 』ってタイトルにつけてるし」

完「ちょっと…何?やっぱりこうなの?」

了「兄さん!助けて!!」

マカポー「Hey brother ! I'm Frederic Macapoh.」

完「I'm Osamu Nakahata. Mr.Macapoh,Please release my brother.」

鈴(えっ!?すごいキレイな発音!!)

マカポー「Sorry, This is a boss's command.」

青木「お兄さん英語すごい上手いけどマカポー日本語でおk

マカポー「Sorry 懐かしい母国語につい浮かれてシモウタ テヘ☆」

柏崎「おいちょっと外人さんがその日本語はどうなんだよwwww」

二宮「一体どこで日本語習ったお前www」

マカポー「中坊の頃から日本語学校にイテマシタ」

矢野「ねえ今度オレんちに遊びに来ない?」

マカポー「what's!?」

矢野「オレ英語圏の人が話す独特のニホンゴ大好きなんだよね」

二宮「ああ、わかるそれ。面白い」

柏崎「ちょっと『日本語は難しいです』って言ってくれ」

マカポー「oh ソレガシの日本語習得への道はまだまだ険しいヨウデゴザンス…」

二宮「滅茶苦茶流暢じゃねえかよwwそれがしって何だよwwww」

矢野「発音とかアクセント以外は無駄に流暢wwww」

完「青木君だっけ?弟を放してやってくれない?」

青木「すいません、これ室長命令なんで」

如月「ごめんねお兄ちゃん、娘のために弟貸してね」

柏崎「なんだか室長のセリフだけだと何がなんだかわかんなくなった」

【楽屋裏セット 医療機関礼英 機関長室】

龍崎「ねえ卯月さん」

卯月「なに?こんなとこ呼び出して」

龍崎「何か面白いことないですかぁ?」

卯月「医師会にすとーーーーん☆」

龍崎「やめてくれる?この前呼び出し喰らったばっかりなんだから」

卯月「あらら、寒いって言われると思って言ったのに」

龍崎「無茶苦茶やってんのは主に最終なんだから卯月さん行ってよ」

卯月「ストーン会の人は一番上の人が出てこないとやだやだって」

龍崎「あーあ面倒くさい…ねえ気晴らしに若い人のいる所行こうよ」

【楽屋裏セット 医療機関礼英 第3食堂】

了「兄さん助けて!お願い助けて!」

完「首謀者が室長じゃ、その上の機関長に頼むしか…え?」

龍崎「なに?呼んだ?」

卯月「ていうかみんなで何やってるの?ww」

如月「愛する娘へのプレゼント作り☆」

長瀬「…の副産物で私が踊ります」

龍崎「ごめん、全然意味がわからないから実際にやって見せて」

完「了ごめん、機関長命令になっちゃった…」

了「この世に神などいない」

青木「あ、中畑の目が遠くなった」

マカポー「中畑 Over the rainbow

二宮「待て。カメラの前でストレッチしてるヤツちょっと」

長瀬「長瀬です」

二宮「今、『踊る』って言ったよな?」

長瀬「言いました」

二宮「BGMどこ?」

長瀬「情技の中畑が室長にいじられて派手に喘ぎます」

二宮「は!?ソレで踊ンの!?」

長瀬「そんで『ポコポコ動画』に投稿するんで名札はハズしてました」

矢野「『ポコ動』ぐらいはオレも知ってるけど、そのBGMで踊れるの?」

柏崎「なあ中畑、お前の弟くすぐると歌いだすの?」

完「歌わないよ。柏崎大丈夫?長瀬君がさっき言ったでしょ?喘ぐって」

龍崎「ねー早くー(席にすわってテーブルを指でトントン)」

鈴「wktk」

完「あれ?草餅さんどうしてここに」

鈴「見つかってしまいましたw」

卯月(おや?中畑君が情技の看護士と知り合い?)

【楽屋裏セット 某県郊外のマンション 803号室内 リビング】

優「マジキチカオス!!!!」

千尋「次はコレ着てください!!!」

優「どんだけ衣装持ってンの!?wwwwww」

千尋「優さんに着てもらうためだけに買い揃えましたあ!!」

優「お願いだからその情熱とお金は他のことに使ってあげてwwww」

千尋「優さん看護士ですよね!」

優「看護士だけど話聞いてwwwwwww」

千尋「看護士服持ってますよね!?」

優「持ってるし空手胴衣もあるけど」

千尋「空手!!!!空手!!!!」

優「千尋ちゃんちょっと脈拍とか血圧とかヤバそうだからwww」

千尋「脈拍測ってくだしあ!!!!」

優「(約10秒)ちょっと!150超えてるから!どうどう!ひっひっふー!」

千尋「He He Who?」

優「なんで看護士なのにラマーズ法もわかんないの!?」

千尋「すいません情技にこういうノリの人がいるのでつい」

優「カッとなって言ったの?」

千尋「いえ、素で言いました」

【楽屋裏セット 医療機関礼英 第3食堂】

マカポー「ヘックショーイベランメチキショー!」

完「God Bless You」

マカポー「Thank you」

鈴(メガネ先生の英語かっこいい!…発音良すぎて、何て言ったの…)

矢野「待て中畑あの江戸くせえクシャミに普通に返すなwwww」

了「何?今のやりとり」

青木「サンキューしかわかんなかった」

卯月「お大事にって言ったの」

如月「正確には『神のご加護を』かな」

龍崎「くしゃみと同時に、魂が抜け出してしまわないように言うの」

了「そうなんですか……で、兄さん、なんて言ったの?」

完「…ごっど、ぶれす、ゆう」

青木「把握しますた」

長瀬「今度マカポーがクシャミしたら言ってやります」

マカポー「アッシのクサメでひとつ利口になりやしたネ、オメェラ」

矢野「やばいwwwクオリティ高すぎるこの人wwww」

柏崎「あっしとかくさめとか一体どこでwwww」

二宮「なあ長瀬……」

長瀬「はい?」

二宮「オレ大学でダンス部だったけど男の喘ぎで踊るなんてのはねえわ…」

完「えっ、二宮ダンス部とか知らなかった。社交ダンス?」

二宮「だからお前はどこのご令息なんだよ。HIPHOPとかだよ」

長瀬「オレもそうですよ」

二宮「だからって、なんで男の喘ぎで踊るっていう発想になるんだ?」

如月「暇だからだよね」

龍崎「ねえ暇なんだけどー ねーはやくー ねーねー」

卯月「あらあら龍崎坊ちゃんが待ちくたびれちゃった」

柏崎(りゅーざきぼっちゃんwwwwwwww)

矢野(確かに所長より機関長のほうが若そうだけどwwwwwwww)

長瀬「二宮先生、元ダンス部員なら Shall We Dance?

二宮「…すまんがちょっと先に手本見せてくれや」

長瀬「ヘイ B☆G☆M! 、 …お願いします室長」

如月「テンポ悪ッwwwwwwwww」

了「テンポ悪すぎてやる気無くしましたよね室長!」

龍崎「はよう!はよう!(テーブルばんばん)」

如月「うわー、中間管理職って辛い…中畑君慰めて☆」

了「っあ、ひゃうっ!う、うああ、んっんん…!」

長瀬(どこからどう見ても珍妙な振り付けで、しかし絶妙にシンクロ)

二宮「ちょっwwwおいwwwwなんだそのキモイ動きはwww」

矢野「うわやだ怖い怖い怖い怖い怖い!!!!」

青木「うっわ、長瀬がヌルヌル踊ってるんだけど」

マカポー「マジキチChaoswwwwwww」

柏崎「長瀬とかいう奴、骨格どうなってんの!?」

龍崎「あっはっはっはっは!!(テーブルばんばん)」

卯月「すごいねーww隣で二宮君もやってみてよあれww」

二宮「えっ…アレをですか…!?」

長瀬「あ、鈴!カメラスタンバってるから録画押して」

鈴「あ、はい」

完(…鈴?)

鈴「ここですよね」

長瀬「そ」

完「ねえ、長瀬とかいうそこで踊ってる人ちょっといい?」

了「兄さ…あ…っ、ふ…うううッ、ん!っはあっ…」

矢野「怖いよー!怖いよー!マカポー助けて!」

マカポー「ノン☆ストップcrazy d@ncer 誰にも止められナイデス」

矢野「こ、ここ安全地帯!耳が和むから安全地帯!」

柏崎「オレは中畑兄のほうが微妙に怖い」

二宮「長瀬お前矢野がトラウマになるから振り付けだけでも変えてくれ…」

長瀬「えっ、あのBGMにコレじゃないっつーと、こうスか」

二宮「余計にキモくなってるじゃねえかよ!」

完「二宮ちょっとごめん、踊り子さんに用事があるんだけど」

二宮「…お前顔怖ぇよ」

長瀬「何スか?」

完「『僕の友人』の柏木さんを勝手に下の名前で呼ばないでもらえる?」

鈴(えっ…//////////)

卯月「あれあれー?なになになーにー?(゚∀゚)」

龍崎「ねー卯月さん、なんだろねー?(゚∀゚)」

長瀬「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

二宮「そのキモイ体勢のまま恐怖の形相で固まるな!!」

柏崎「正直長瀬の今の状態がすでにホラーだ!!!」

【楽屋裏セット 某県郊外のマンション 803号室内 リビング】

千尋「三脚マジで三脚!!」

優「ねえちょっとさっきから微妙に百合なポーズでツーショット…w」

千尋「優さんはい!ポーズ!」

優(不敵な笑み)

千尋「優さんマジで優さん!」

優「千尋ちゃんさっきから私の隣とカメラの間往復しまくりだし…」

千尋「優さんはい!お願いします!」

優(優しい笑顔)

千尋「マジパねぇっす!優さんマジパねぇっす!」

優「ち、千尋ちゃんちょっと休まない…?」

千尋「優さん!これ撮ったら休みましょう!」

優(瞳を閉じて)

千尋「優さああああああああああああああ」

優「ねえ、ちょっと撮った写真見せて」

千尋「だっだめらめええええええええええ!!」

優「ちょwww千尋ちゃんの顔自重www恍惚すぎワロタwwwwwww」

千尋「優さんに発禁顔見られたああああああああああ」

優「撮ってもらった写真、私も欲しいなあ」

千尋「えっ////////////」

優「だってあんな衣装着たことないし」

千尋「じゃあ優さん単独の写真だけ//////////」

優「えー?千尋ちゃんと一緒のも欲しい、撮ったの全部欲しい」

千尋「くぁwせdrftgyふじこlp;@」

優「ダメ?」

千尋「亜w背drftgyふじこlp;@:」

優「(´・ω・`)」

千尋「あばばっばばっばばっばばば!!!!!」

優「いっ、いいよ、私のだけで」

千尋「ぜぜぜぜぜぜんぶもももももらってくだしあ!!!!!!」

優「いいの?(゚∀゚)」

千尋「ワタスの全てをん゛を゛を゛を゛を゛を゛!!!」

優「ちひwwwろwwwちゃんwwwwwww」

【楽屋裏セット 医療機関礼英 第3食堂】

完「ヒトの話きいてくれてますか?ふざけたポーズで固まってますが」

長瀬(直立姿勢からの最敬礼)「二度と呼びません」

完「なら、これからはどう呼ぶつもりなんですか?」

長瀬「(゚д゚)………」

青木「柏木!か、し、わ、ぎ!」

長瀬「カ、カシワギサン、です」

鈴(名札つけてるのに苗字忘れられるって一体…)

完「…わかったら、せいぜいそこで珍妙な踊りでも披露していてください」

二宮「おい中畑、こいつのダンスをその言い草はオレが黙っちゃいねぇぜ」

完「はあ?」

二宮「ここまでくにゃんくにゃん体動かす運動神経はかなり冴えてる」

柏崎「確かに。同じ骨格とすら思えない」

二宮「固まってないで踊ってくれよ。さっきまでみたいに」

了「ああっ、ああう!」

長瀬(珍妙絶妙シンクロナイズド)

矢野「マカポー!マカポー!怖いよ!怖いよ!」

マカポー「イテボ踊ってみたの時はわりと普通なのデスガ」

矢野「わりと普通って、じゃあ何割異常なの!?」

マカポー「…50%グライカ?」

矢野「四捨五入したら全部異常だよ!!!!」

柏崎「うわっ、矢野が外科医にあるまじき暴力的診断に出た!」

完「どっちかというと矢野の精神状態のほうが危篤…あれ?二宮は?」

卯月「なんだかすごく楽しそうにどっか行ったけど」

二宮「HEY☆Dancin'through the night,Here we GO!」

完「手術衣!?帽子にマスクまで!!?」

柏崎「二宮が壊れたああああ!!!!!」

矢野「うわあああああああああああああ!!!!!!」

マカポー「情技に毒された者の定め…誰も逃れラレナイ」

二宮「さすがの情技にもこの服はないだろ?」

完「だからってソレで一体どうする気なの?」

二宮「隣にcrazyがいるなら、オレはcoolにキメてやる」

柏崎「あ、耳栓しやがった」

二宮(長瀬の隣、片足つま先で4拍子を刻んだ後に踊りだす)

完「わ、二宮すごい」

柏崎「なんか普通にカッコイイから安心して見ていられる」

鈴「えっと、えっと…」

完「草餅さん、どうしました?」

鈴「カメラに二人とも収まるようにしたいんですけど…」

完「えっ…あの奇怪奇天烈な図を一画面に収めるんですか…?」

鈴「長瀬先生が目で訴えているので…」

完「…『柏木さん』に何か指示したいんですか?」

長瀬「カシワギサン!カメラ!二宮先生も入れて!」

鈴「どうやればいいんですか?」

長瀬「カメラだけをくりっと回せば角度が変わるから」

鈴「よいしょ」

完「やりすぎです。このあたりでしょう」

鈴「あ、ありがとうございます///」

矢野「二宮愛してるうううううううううう!!!!」

青木「ほ、ほもなんですか?」

マカポー「ホモナンデスカ?」

矢野「違うけど、二宮の踊りが安定してて目がラクになった…」

如月「あー、だから二宮先生こっち側に立ったんだ、なるほど~」

了「はあっ、あああっ…も…やめて下さ…!うああ…、ひっ…」

龍崎「ねえ、BGM音量上げてよ」

如月「ほんっと中間管理職って…辛いなあ☆」

了「やっ、やめっやだ、うわっ!あああ、いああああっ…!」

柏崎「うわっ、すげえ…女の悲鳴みたいな高さの声出てるぞ」

青木「ちょっ、中畑重いんだけど」

マカポー「男ならチャンと立ちヤガレ」

矢野「え、中畑弟もう立ってらんないの?!」

了「ううっ、無理っ…あし、ひゃああっ!脚が、あっ、ううっ…!」

青木「中畑は無理ないとして、こっちもずっと立ちっぱなしなんだけど」

マカポー「疲れてきた脚にコタエル重みだ」

矢野「え、二人とも羽交い絞めにして立ってるだけで、もう疲れたの?」

如月「矢野先生、最終の外科医のモノサシで見ちゃカワイソウ」

矢野「かーしわーざきー」

柏崎「あー?」

矢野「中畑弟をかけておく物干し役が疲れたみたいで」

柏崎「はあ?どんだけ体力ねぇの?」

青木「ええー(;´Д`)」

マカポー「普通の範囲内だと思いたいのデスガ、甘かったノカ…?」

矢野「最終のオペなら10時間立ちっぱなしとかザラだよ?」

青木「はい!?」

柏崎「あの細くて小さい中畑兄だって例外じゃないぜ」

如月「外科医の持久力自慢するんなら代わってあげてくれない?」

矢野「マカポーおつかれ」

マカポー「Thank you very much」

柏崎「青木おつかれ」

青木「はひー」

了「だ、だれか…ああっ…代わっ!…って…!」

如月「世界でひとりだけの君に代わりなんていないさ」

柏崎「うわっ、ありふれた愛の告白が死刑宣告に聞こえた」

矢野「なにこの全然嬉しくないアハ体験」

完「ちょっと、二人して何?僕の弟に恨みでもあるの?」

了「兄さ…助、け…ううっ!う、あ、あっ!ふああっ…」

矢野「恨みはないけど」

柏崎「機関長命令遂行中に、あの二人がバテたから代わっただけ」

如月「実は僕もちょっと疲れてきちゃったんだよね…ねえお兄ちゃん」

完「…僕のことでしょうか」

如月「この中畑君の実のお兄さんでしょ?代わってもらってもいい?」

完「えっ…」

卯月「なに?如月君疲れちゃったの?」

如月「この際卯月さんでもいいや。中畑くん、どっちがいい?」

了「ううっ…もう…も…許し、て…くださ…ひっ…!」

長瀬(珍妙奇妙奇怪奇天烈白衣乃馬鹿乃舞踏会)

二宮(Dancin'through the night so coooool!!)

龍崎「あっはっはっはっは!あっはっはっはっは!!」

卯月「あ~…これで今やめたら機関長次第でここにいる全員どうなることやら…」

完「ええっ!?全員って所長も室長もく…柏木さんもですか!?」

鈴(最終の所長と情技の室長と私がどうして並列なんですか!?)

卯月「全員だね。間違ってもクビにはならないだろうけど」

完「クビにならなくて何になるって言うんですか…?」

卯月「ねえ中畑くん、総合の精神科の患者…最近はどんな人が来るの?」

完「!…」

鈴(精神科?…うわっ!名札に 外科医 精神科医 って書いてある!)

卯月「確か機関長兼院長が回してるんだよね?患者」

如月「りゅーざき☆きかんちょー…(;´Д`)」

龍崎「なぁに?ちゃんと演奏しててよ」

如月「疲れたぁ~~」

龍崎「ああそう。ところで総合病院精神科の中畑完先生」

完「…はい」

龍崎「あの手の患者なんか、まだまだたーっくさんいるから」

完「うっ…」

了「にい、さん…?っう…はあっ、あううっ…!」

龍崎「量がいい?質がいい?もっと悪質なの回す~?ねーねー」

如月「うっわ…ひっどいパワハラ…あー、座りたいよぉ…」

鈴(メガネ先生、辛そうだし顔が赤いような…)

完「了、ごめんね………………………室長、代わります」

如月「ありがとお~~~(;´∀`)」

了「やだっ…!やめて、嫌だ!兄さん!にいさ…ああっ…!」

完「僕だってもう嫌だ!なんで僕があんな患者診なきゃいけないんだ!」

鈴「あの、精神科の患者さんって…」

完「どうして…どうして僕が…絶対に他に適任がいるはずなのに…!」

了「ああっ…兄さんっ…にい、さ…あああ…あう、うう…!」

龍崎「ハナシだけでも聞いておけばためになるかもよー☆」

柏崎「何だ?一体どんな患者回されてるんだ?)

矢野「その前にオレたちと大差ないトシで精神科と外科のハイブリッド?」

柏崎「………おい、ありえなくないか?」

矢野「まさか中畑、玲央医大卒とか言わないよな…!?」

柏崎「げっ、日本で唯一学部兼業できる玲央で本当にやらかした…?」

完「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……!!!」

了「あうっ!やだっ、もう、嫌だ、兄さん、ううっ、あああああ…!!」

龍崎「あっはっはっは!あっはっはっはっは!!」

如月・卯月「うわー…中畑兄弟かわいそう…」

【楽屋裏セット 某県郊外のマンション 803号室内 リビング】

優「千尋ちゃん?千尋ちゃん?」

千尋「むぐ?」

優「おいしい?」

千尋「んぐっ、ごっくん、おいしいです!すごくおいしいです!」

優「千尋ちゃんすっごい無言で食べてるから心配になっちゃった」

千尋「私はおいしい物を食べるときは基本無言です」

優「千尋ちゃんってなんだか男の人みたい…w」

千尋「うああああああああああああああ!!!!」

優「どっどうしたの!?どうしたの!?」

千尋「私が男だったら童貞を優さんにwせdrftgy」

優「またその話なの!?wwww」

千尋「中畑先生がうらやましい!キイイイイイイ!!!!」

優「そういえば了遅いなあ…」

本来の目的であった『情技室長の娘へのプレゼント』は大好評だった。

普段からボーイズラブCDを聴きなれた耳にも、

演技の一切入らない了の迫真(?)の喘ぎは極上だったようだ。

情技室長の娘である。感想の次に出たセリフはもちろん、

「ねえ、次回作は?」

了やその他の音声が切られ、代わりに二宮のテンポに合わせた

ダンスミュージックと合成された

『白衣と手術衣が踊ってみた@白衣の馬鹿』は

ポコポコ動画で瞬く間に10万再生を記録し

「どうしてこうなった」「荒ぶる白衣」「手術衣の正しい使い方」など

散々なタグが付けられ、『踊ってみた』カテゴリで殿堂入りしたという。

そして、優と千尋の写真は千尋の家宝になったのだった。