某医療機関での日常

現代医科学恋愛ファンタジーというわけのわからないジャンルの創作文置き場。 小説というカタチを成していないので読むのにいろいろと不親切。たまにR18。 初めての方は「世界観・登場人物紹介」カテゴリを一読の上でお読みください。

二宮の施術

(某県郊外 最終医科学研究所内 第3手術室)

二宮「これよりロ…宮越千尋さんの全身脂肪吸引術を行います」
ロッソ「よろしくお願いします」
二宮「吸引した宮越さんの脂肪は桜埼花音さんに提供されることになります。
   異論はありませんね?」
ロッソ「花音た…桜埼さんは二宮先生のなんなんですか…?」
二宮「恋人です。結婚を前提にお付き合いさせていただいています」
ロッソ「け…!!」
二宮「異論ありませんね?」
ロッソ「異論はないですけど…結婚て…急すぎじゃ…」
二宮「善は急げです。太股麻酔しますね」

二宮はロッソの両方の太股に局部麻酔を施した。

ロッソ「痩せられる~!!マジでありがとうございます!!」
二宮「いいですよ、やっぱり礼英のおかげでタダになりましたしね」
ロッソ「リア充フラグに寛容な礼英…!!」
二宮「じゃ、そういうことであとは助手に全身任せます
   ただし胸部は私も同伴で デリケートな部分なので」
ロッソ「デリケートな部分こそ他の人にお願いしたい…」
二宮「ダメです。私が施術する条件です」
ロッソ「うぐぅ…」

かくして ろっそ は げきやせ した !!

二宮「顔からは取ってません。顔には脂肪がつかない体質なんですね」
ロッソ「体が!!軽い!!」

ロッソはその場でジャンプした。

二宮「激しい運動は1週間は控えてください」
ロッソ「すいませんでした」
二宮「この新鮮な脂肪を花音ちゃんに注入します」
花音「宮越さん!ありがとうございます!!」
ロッソ「わあ!花音たんいたの!?」
花音「さっきかず…二宮先生に呼び出されて、有休取って来ました!」
ロッソ「かず…?」
二宮「二宮和春というのが私のフルネームです」
花音「宮越さん、随分痩せましたね!」
ロッソ「花音たんありがとう~~!!タダで劇やせだよ~~!!」

ロッソの体重は標準体重まで戻っていた。

花音「これでか…二宮先生好みのわがままボディになれる…!!」
二宮「ロ…宮越さん、お疲れ様でした」
ロッソ「花音たん、くれぐれも太らされすぎには気を付けて…!!」
花音「私、二宮先生の好みなら太っててもいいから!」
二宮「そんなに劇デブにはしません。コスプレに差し支えますから」
ロッソ「コスプレ…だと…見たい!花音たんのコスプレ見たい!!」
二宮「その辺のお話はあとで…では桜埼さん、こちらのベッドへ」

かのん は ひょうじゅんたいじゅう に なった !!

二宮「各部位の脂肪はそのまま移植してあります
   胸は胸、太股は太股、お尻はお尻といった具合にです」
花音「和春…ここ、私達以外誰もいないよ…?」
二宮「花音ちゃん…まさかえっちなこと考えてないよね?」
花音「いや、ちがっ…言葉遣い!」
二宮「ああ、つい仕事中のクセで…ごめんね☆」
花音「ううん、いいの。和春、手術医も似合ってるよ」
二宮「花音ちゃんはポコ動以外で見るのは初かあ」

こうして、ロッソから花音への脂肪移植は無事に終了した。
翌日、情技の面々が二人の体形の変化に大いに驚くことになる。