某医療機関での日常

現代医科学恋愛ファンタジーというわけのわからないジャンルの創作文置き場。 小説というカタチを成していないので読むのにいろいろと不親切。たまにR18。 初めての方は「世界観・登場人物紹介」カテゴリを一読の上でお読みください。

日常

二宮和春の春

「私に全身脂肪注入と顔面整形とセックスしてください!!」 (医療機関礼英 最終医科学研究所 資料室) 二宮和春(かずはる)は憔悴していた。 頬はやせこけ、肩を落として歩く姿は見るに堪えない物があった。 卯月「どうしたの二宮先生、なにかあったの?…

大遅刻のハッピーホワイトデー

(昼食時 某医療関礼英 第3食堂) ロッソ「あ、青木先生おつかれさまd」 青木「ごめん!!!!」 青木は土下座した!! ロッソ「ちょ、ちょっと、頭あげてください」 情技の面々は何事かと立ち止まり、ひとだかりができはじめていた。 二宮「ちょっとここ…

ハッピーバレンタインデー

龍崎「ハッピーバレンタインデー!!!」 卯月「あらあら年甲斐もなくはしゃいじゃって」 如月「皆さんからの義理チョコ、お待ちしておりま~す!! 本命チョコはダメよ、奥さんいるから。 子供は男の子と女の子一人ずつ」 マカポー「What's!?Are you have t…

ハッピーバレンタインデー

龍崎「ハッピーバレンタインデー!!!」 卯月「あらあら年甲斐もなくはしゃいじゃって」 如月「皆さんからの義理チョコ、お待ちしておりま~す!! 本命チョコはダメよ、奥さんいるから。 子供は男の子と女の子一人ずつ」 マカポー「What's!?Are you have t…

大学での了

了「はあっ…う…もう…やめ…」 (某県内医療福祉大学 ノン☆ストップ創作サークル サークル室) G「録音できてんだろうな?」 H「ばっちりだぜ」 I「ポコポコ動画に上げようぜ」 了「それだけは…それだけは……!!」 了は、某県立中央男子高出身の面々からセ…

介助生物プロジェクト

優と了は大学の頃から、礼英の卵子、精子バンクに登録していた。 少しでも研究の役に立てば、ということらしい。 それがまさか、こんな形で実現しようとは… (国際医療福祉機関礼英 最終医科学研究所内305号室) 完「…………ペグ」 ペグ、と呼ばれたその「生物…

完の誕生日

(国際医療福祉機関礼英 第一食堂) 柏崎「中畑、これ誕生日プレゼントな」 完「え、いいのに」 今日は最終の若手が全員そろっているので、 4人揃って昼食をとっていた。 二宮「忘れてたwww」 矢野「オレもwwww」 柏崎「お前らなー、中畑の携帯のメ…

優の出産

(10月24日 某県県庁所在地の産婦人科 分娩室にて) 優「痛い痛いいたいい゛いだい゛くぁwせdrftgyふじこlp!!!!」 了「はい、ヒッヒッフー!!ヒッヒッフー!!!」 優「ヒっいた、ヒっ、いた」 了「できてないできてない!!ヒッヒッフー!!…

ロッソの歌

青木「次の曲、女性ボーカルにしようと思ってるんだ」 【医療機関礼英 第3食堂 昼食時】 マカポー「Who?」 青木「目星はつけてある」 長瀬「だから誰よ?」 青木「ロッソ」 了「はあ!?」 了が驚く。 了「なんでいきなりロッソなの?」 青木「鬼ごっこの…

柏崎と雪の結婚式

(医療機関礼英 講堂) 龍崎「ジャニュアリーウエディーーーング!!」 ステージ上の龍崎がマイクに向かって叫ぶと、 講堂の扉、後方からウエディングドレスに包まれた雪と 白いタキシード姿の柏崎が姿を現した。 二宮「おお…」 完「おめでとう柏崎…」 優「…

鈴の引っ越し

(某県郊外 完の家の玄関) 鈴「おじゃまします…」 和「これからはただいまでいいのよ」 鈴「ただいま帰りました」 1月は最も引っ越しが少ない時期なので、 予算に余裕を持たせたかった鈴はこの時期に 完の家に引っ越してきた。 以外と少ない荷物を持って。…

秋祭りの日

龍崎「秋祭り、はっじまーるよー!!」 (午後 国際医療福祉機関礼英 講堂) 大歓声に続いて、ペットボトル大合奏が始まる。 舞台袖では、青木らのバンドと琉球貨物がスタンバイ。 青木「あ、あ、青木です!サインください!」 琉球貨物「はーい、お、CD買っ…

有頂天高原旅行記 最終回

(ホテル前) 完「では帰りましょうか」 鈴「旅行、楽しかったですね!」 完「本番はここからです」 鈴「え?」 完は携帯電話を取り出すと、自宅の母に電話をかけた。 完「もしもしお母さん? 今から帰るから。 …うん。だから夕食は3人分用意しておいて。 …

秋へのプレリュード

(国際医療福祉機関礼英 第3食堂) 完は旅行、柏崎は出張、二宮は手術。 ぼっち飯が確定した矢野は第3食堂に来てみた。 矢野(おお…患者も一緒に飯食ってる…) 食事介助が当たり前の最終とは違う光景だ。 その中に見慣れない制服の男を見た。 矢野(理学療…

有頂天高原旅行記 5

(有頂天高原 アルパカパーク) 鈴「すごい!みんな名前がついてますよ!」 完「こんなにたくさんいて、把握できるんですかね…」 係員「花ちゃんの撮影会はじまりまーす」 花ちゃんというのは、 以前繊維会社のTVCMで人気を博したアルパカである。 「ニ…

情技での日常

マカポー「できたでござるー!!」 (国際医療福祉機関礼英 職員寮 深夜) マカポーは自室のPCでユカリンを描いていた。 それがたった今できあがったのである。 ユカリンというのは、イミテーションボーカリストで 最も人気のあるキャラクターである。 そ…

有頂天高原旅行記 4

(有頂天高原 森と渓流の散歩道) 鈴「うわあ…なんだか大自然って感じですね…」 完「普段より涼しく感じますね」 鬱蒼としげった森の中、木で整備された歩道を歩く。 完「雨が降らなくてよかったです。すべりやすくなりますから」 鈴「本当ですね…」 完「し…

大学での完

(国際医療福祉機関礼英 情技107号室) 看護師「中畑さん電報でーす」 一「電報ー?」 装置をはずしていた一が起きあがる。 看護師「装置つけます?読み上げます?」 一「装置つけます」 看護師は手早く一の視力補助装置を一に装着した。 電報には、こう書い…

それぞれのハートブレイク 矢野編

彼女とは高校時代に知り合った。 大学は別々だったが、近かったこともあり つきあいは続いていた。 彼女は教育学部で教師を目指していた。 矢野は医大で医師を目指していた。 彼女が通っていたのは4年制の普通の大学である。 なので、矢野より先に彼女のほ…

有頂天高原旅行記 その3

鈴「ひゃー!」 完「うわわわわ」 (有頂天高原ハイランドパーク ジェットコースター) ジェットコースターを降りた二人は、 肩で息をしていた。 完「け、けっこう、スリルありましたね…」 鈴「楽しかったです!」 園内はやはり閑散としていて、客は少ないよ…

有頂天高原旅行記 2

体を洗い終えたふたりは、横に並んで岩風呂に浸かっていた。 ふたりとも大事なところはタオルでガードしている。 完「本当は湯船にタオルは入れてはいけないんですけどね…」 鈴「そ、そうなんですよね…」 完「川の音が聞こえますね」 鈴「あ!星が見えます!…

ドイツにて 2

(ドイツ フリューゲルホテルへの道) 無事に仕事を終えた柏崎は、 雪とともに帰路についていた。 雪「あっ、そこのコンビニに寄っていいですか?」 柏崎「いいですよ」 雪「すぐ終わりますので外で待っていてください」 柏崎「え?入っちゃダメですか?」 …

高校兄弟 6

中畑一が渡米して、2ヶ月が過ぎようとしていた。 中畑兄弟は夏休みを終えて、学校生活を送っていた。 完「…嫌な予感がする」 了「え?」 完「お父さん、アメリカで大丈夫かな」 完の予感は的中した。 (昼下がり 中畑家 リビング) 和「えっ、熱!?」 和は…

有頂天高原旅行記 1

残暑も厳しい9月下旬。 中畑完と柏木鈴は、有頂天高原動物王国に来ていた。 完「向かって左手に見えるのがわんにゃんランド、 右手に見えるのが動物ふれあいコーナーです」 鈴「猫!猫見たいです猫!」 完「じゃあ、こっちですね」 鈴(うさぎさんポロシャ…

デートの後遺症

完「ただいま…」 (某県 中畑家 玄関) 和「おかえりなさい!どうだったの?」 完「……………」 完が何も言わないので、和は不安になった。 和「なにか悪いことでもあったの?」 完「ううん…いいことしかなかった…」 完はまだ放心していた。 家まで帰り着いたの…

それぞれのハートブレイク 柏崎編

彼女は小柄で華奢で、かわいらしかった。 合コンで柏崎は運命の出会いを感じていた。 柏崎「よかったらメルアド交換しませんか」 __「え?あ、はい…」 彼女からしたら、何の気なしに交換したのだろう。 しかし、それからだった。 柏崎の猛アタックが始まっ…

初めてのデート パート2

完「ところで、お腹がすきませんか?」 鈴「そうですね…もうこんな時間…」 カーニバルビルでは完と鈴が昼食時をとうに過ぎていた。 完は登りエスカレーターを見上げると 完「ゆあめいど…おかえりなさい…?」 またしても看板を読み上げ、首をかしげた。 鈴(…

ドイツにて

柏崎「え…」 (最終医科学研究所 ドイツ支部 ロビー) 柏崎「はい?」 雪「で、ですから、柏崎先生がお酒を飲まないように監視しろと…所長に言われて…」 柏崎「そ、そうですか」 雪「あの、泊まるのはあのフリューゲルホテルですよね?」 柏崎「そう…です…け…

初めてのデート パート1

完(こんなんで大丈夫なのかなあ…) 9月に入ったばかりの休日。 礼英に向けてハイブリッド車を走らせる完は サマースーツで身を固めていた。 完(休日なのに…?) しかし、着ていく服が思いつかなかったのだ。 これでも弟の妻…一応「妹」にアドバイスを受け…

紺野 雪の実情

紺野 雪は、大病院の令嬢である。 小さい頃から主に父親から英才教育を受け、 医師になるための道を歩かされてきた。 父は厳格で、母は貞淑で、娘は美しく。 雪は、非の打ち所のない「お嬢様」だった。 高嶺の花。 誰からもそう呼ばれるにふさわしかった雪は…