某医療機関での日常

現代医科学恋愛ファンタジーというわけのわからないジャンルの創作文置き場。 小説というカタチを成していないので読むのにいろいろと不親切。たまにR18。 初めての方は「世界観・登場人物紹介」カテゴリを一読の上でお読みください。

柏崎と雪の結婚式

医療機関礼英 講堂)

龍崎「ジャニュアリーウエディーーーング!!」

ステージ上の龍崎がマイクに向かって叫ぶと、

講堂の扉、後方からウエディングドレスに包まれた雪と

白いタキシード姿の柏崎が姿を現した。

二宮「おお…」

完「おめでとう柏崎…」

優「思い出すわね」

了「あの頃は若かった…」

マ「Wow!!ビュリホー!!」

ゆっくりと二人が壇上に上ると、龍崎は神父の恰好をしていた。

龍崎「汝(なんじ)健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、

悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、敬い、慰め合い、

共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか? 」

柏崎・雪「はい」

龍崎「誓いの口づけを」

そっと口づけを交わす二人。

矢野「いえーい出番だぜー!!」

龍崎の後ろの幕が上がると、バンドメンバーが顔を出す。

青木「行くぜ!!」

 同盟なんて関係ねぇ

 君のことはオレが守る

 同盟なんて関係ねぇ

 君のことはオレのものだ

 縛られてうごけなかった

 絶対不可侵条約

 とらわれたお姫様を

 助け出す王子はオレだ

 同盟なんて関係ねぇ

 君のことはオレが守る

 同盟なんて関係ねぇ

 君のことはオレのものだ

矢野のサックスソロ、叶具のドラムソロに合わせて

長瀬が軽快に踊る。

ボーカルはもちろん青木だ。

ベースボーカル青木、リードギター鈴木、ドラム叶具、サックス矢野という

編成だった。

バンド演奏が終わったあと、バンドメンバーは舞台袖にはけ、

かわりに同盟員が5人ほど出てきた。

その手にワインボトルを持って。

柏崎(殴られる…!!)

そう思った瞬間、

パパパパーン!!!

柏崎「……??」

クラッカーの破裂音だった。

同盟員「おめでとう、我々の完敗だ」

雪「皆さん…!」

雪が感動で涙ぐんでいる。

同盟員「新婚旅行は我々が紺野さんのために積み立てた貯金で行くといい」

柏崎「先輩…!!」

雪「ありがとうございます!」

かくして、礼英に職場恋愛結婚の夫婦が誕生した。

その後、礼英に職場結婚ブームが訪れることになる。